はじめまして。

2023/09/02

はじめまして。

これからこのブログを担当することになりました

大産工務店の寺園(てらぞの)と申します。

このブログでは弊社の家づくりについての想いや

たまに私個人の話など

読んでくださる方に

会社のこと、そして家づくりのことを知っていただき

これからの家づくりや

会社選びのご参考にしてもらえるような内容を

発信できればと考えています。

これからどうぞよろしくお願いいたします。




それではまず一発目のブログの内容はこちらです。



気密測定ですね。

現在弊社では新しいモデルハウスを建築中なのですが

そこの気密測定がありました。



気密に馴染みない方のために説明しますと

まず上の画像の機械をつかい

室内の空気を外に吐き出します。

そうして室内の空気を減らし

外と比べて空気圧が低い状態を作ります。

この状態を負圧(ふあつ)というのですが

負圧になると

水が高いところから低いところに流れるように

空気も外から室内に入ってこようとします。

気密測定では吐き出す空気の量や

そのときの室内・外の圧力差などから

建物全体の正確なスキマの大きさや

延床1㎡あたりのスキマの大きさを示す数値

=C値(しーち)

を測定することができるのです。



じゃあそれがなんのためになるの?というと

C値が大きい=スキマの大きい家となるのですが

スキマの大きい家というのは

・せっかくエアコンで快適な温度にしたのに

  スキマから外気がはいって熱が逃げてしまう

・スキマが正常な換気ルートを邪魔して

  計画換気ができない

・断熱材の劣化や壁内結露のリスクが上がる

といった特徴があります。

ざっくりいうと

電気代もかかるし

体感も損ねるし

家が痛むリスクもあがる


わけなんですよね。

こうした特徴は

ここ数年普及してきた断熱性能の高い家の場合

室内・外に断熱による温度差が生じやすいので

特に注意が必要です。

つまるところ、断熱もいいけど気密もね。

ということです。



さて、これから建築されるほとんどの方はできる限り

省エネ性・快適性・耐久性

に優れた家を建てたいですよね。

なので気密性は

高めるに越したことはないと思っています。

今回のように建築途中で

気密測定をおこなうことによって

これまでの作業精度が確認でき、

想定外の結果がでてもリカバリーすることで

スキマの少ない家を建てることができるのです。

弊社では安心安全快適に末永く暮らしていただける

コスパに優れた家づくり

を心がけていますので今後も全棟気密測定をおこない

スキマの小さい家をご提供していこうと考えています。




というわけで新モデルハウスのC値はというと…



はい、0.2でした!

正直なところ直近の仕様と異なるモデルハウス

なので不安だったのですが

なんとか良い数値が出てくれてよかったです。

職人さんや監督さんに感謝です。



というわけで第一回目はこのあたりで終わります。

お読みいただきありがとうございました。

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